SLEATER-KINNEY Discography - ALBUMS

SLEATER-KINNEY    1995/CHAINSAW

01.Don't Think You Wanna
02.The Day I Went Away
03.A Real Man
04.Her Again
05.How To Play Dead
06.Be Yr Mama
07.Sold Out
08.Slow Song
09.Lora's Song
10.The Last Song
俺はこのアルバムを買ったのは'99年6月の来日公演直前。新宿LOFTでの2Days初日の1曲目は、このアルバム2曲目の“The Day I Went Away”だった。1stアルバムであるにもかかわらず捨て曲ナシ。しかしながらインディならではのチープな音は否めない。が、コレも好きなヒトにとってはいい味だしてるな、なんて全てがOKに思える。一番刺々しく、パンキッシュな作品。この頃はSLEATER-KINNEYの特徴のひとつであるCorin(Vo.&G.)とCarrie(Vo.&G.)が別々のラインを歌うという特技も目立っていない。中でもスキなのは“Be Yr Mama”かな。全曲スキだけど。

CALL THE DOCTOR    1996/CHAINSAW

01.Call The Doctor
02.Hubcap
03.Little Mouth
04.Anonymous
05.Stay Where You Are
06.Good Things
07.I Wanna Be Your Joey Ramone
08.Taking Me Home
09.Taste Test
10.My Stuff
11.I'm Not Waiting
12.Heart Attack
3曲目の“Little Mouth”、5曲目の“Stay Where You Are”あたりを聴くと、背筋が伸びますな。トラック5、6、7、8の流れがスキ。輸入盤しかない1stとこの2ndアルバムはとーぜん対訳なんつうものもなく、歌詞のニュアンスが汲み取れずに困っちょります。いや、ホント全曲良いっス。俺のツボにことごとくヒットしやがりますな。7曲目“I Wanna Be Your Joey Ramone”‘I Wanna Be Your Joey Ramone’‘I Wanna Be Your Thurston Moore’なんちゅう歌詞もアリです。この曲は'99年6月の新宿LOFT2日目の、2度のアンコールの最後の曲でした。

DIG ME OUT    1996/Kill Rock Stars

01.Dig Me Out
02.One More Hour
03.Turn It On
04.The Drama You've Been Craving
05.Heart Factory
06.Words And Guitar
07.It's Enough
08.Little Babies
09.Not What You Want
10.Buy Her Candy
11.Things You Say
12.Dance Song '97
13.Jenny
いろいろな雑誌で良い評価を受けているってことで、SLEATER-KINNEYというバンド名だけは知ってた。けど、今はなき音楽情報誌Music LifeでGARBAGEのButch Vigが太鼓判を押していたのをキッカケにして輸入盤で買ったのがこのアルバム。ここからDr.がQUASIのJanetに交代。前Dr.のLoraには悪いけど、NIRVANAで言うところの、ChadからDaveへの交代に相当するのかな。このアルバム、一つ一つの曲が良いのはもちろんだが、アルバム一枚としての流れ、まとまりがあり、一枚飽きずに通して聴かせてしまう。このサイトのタイトルはもちろん6曲目から拝借。この曲の詩の内容は、静かな曲が書きたいのにどうしてもLOUDな曲になっちゃうっていう葛藤を題材にしてるのかと勝手に解釈してた。でも、来日公演会場でサイン欲しさに日本盤買って対訳見たら、違うみたいだね。ジャケットはKINKSのパクリです。今はパクリじゃなくてサンプリングとでも言うのかな。ちなみにこのジャケット、映画『ハイ・フィデリティ』に登場する主人公の経営するレコード・ショップに並んでいるのが分かるシーンがあります。探してみて。

THE HOT ROCK    1999/Kill Rock Stars

01.Start Together
02.Hot Rock
03.The End Of You
04.Burn,Don't Freeze
05.God Is A Number
06.Banned From The End Of The World
07.Don't Talk Like
08.Get Up
09.One Song For You
10.The Size Of Our Love
11.Living In Exile
12.Memorize Your Lines
13.A Quarter To Three
14.By The Time You're 25*
15.Tapping*
*Bonus Track
初めてリアルタイムで聴くことができたアルバム。車で買いに行って、帰りの車内で一曲目を聴いたときのことは今でも覚えてる。サウンド的に前に比べて弱っちょろい気もするがそんなコトはどうでも良いと思わせてくれるCorinのVo.が頼もしい。アルバムとしては、『DIG ME OUT』の完成度の方が高いと思うが、一つ一つの曲が良く、個人的には一番好きな作品かもしれない。来日公演新宿LOFT初日、階段の途中で会ったCarrieにサインしてもらったこのCDのジャケットは俺の宝物。舞い上がって何も言えなくなってしまったのに、こっちが何をしたいかを把握してくれたCarrieに感謝感謝。Carrieは写真で見るより数倍キュートな女のコでしたよ〜。ちなみにこのアルバムの日本盤のボーナス・トラックは、Kill Rock Starsから発売されたシングル『SLEATER-KINNEY』に収録されている2曲。

ALL HANDS ON THE BAD ONE    2000/Kill Rock Stars

01.The Ballad of a Ladyman
02.Ironclad
03.All Hands ON The Bad One
04.Youth Decay
05.You're No Rock n' Roll Fun
06.#1 Must Have
07.The Professional
08.Was it A Lie
09.Male Model
10.Leave you Behind
11.Milkshake n' Honey
12.Pompeii
13.The Swimmer
14.Maraca*
*Bonus Track
5thアルバム。これを初めて聴いたとき『THE HOT ROCK』を最初に聴いたときほどすぐにはピンと来なかった。3曲目“All Hands ON The Bad One”はKill Rock StarsのサイトからMP3をDLして何度も聴いちゃっていたし、8曲目“Was it A Lie”と日本盤ボーナス・トラック“Maraca”は来日公演でも演奏したのを繰り返し聴いていたので馴染んでしまっている。なので、頭に入っているその3曲ばかりがくっきりしていて後はなんかなぁ。といった印象だった。でも、何回か聴き返すうちに、「うぉ〜、やっぱスキだわ。コイツら。」ってカンジ。4曲目“Youth Decay”のキレっぷりがたまらない。LIVE見たい。

ONE BEAT    2002/Kill Rock Stars

01.One Beat
02.Far Away
03.Oh!
04.The Remainder
05.Light-Rail Coyote
06.Step Aside
07.Combat Rock
08.O2
09.Funeral Song
10.Prisstina
11.Hollywood Ending
12.Sympathy
13.Off With Your Head*
14.Lions And Tigers*
*Bonus Track
6thアルバム。なぜか日本盤が先行発売。内ジャケの写真やファン・サイトの写真を見ると正直出産後のCorinがヤバめ(ひぃ〜、ゴメン〜)。でも、内ジャケの子供をオンブしてる写真はスキだ。子供も可愛いし。でも、LIVEいっぱいしてシェイプ・アップしてください。出産して母親になるという大きな変化はあるものの、音自体は相変わらずカッコイイ。いろいろ(Steve FiskのKeyBoardや、チェロ、バイオリン、トランペット、サックス、theramin(テルミンだよな?)、シンセサイザ、男性のバッキング・ボーカル、EBOW(Electric Bow))取り入れたりしてちょっとした変化はあるけど、基本的には全く変わっていないといっていい。2002年9月11日の同時多発テロ後ということで、ポリティカルな歌詞の“Combat Rock”なんていうのもあり。2曲目の歌詞、‘カウチで授乳している一方で、テレビの中では世界が爆発炎上している’。・・・。リアルで重い。13、14曲目の日本盤ボーナス・トラックは、輸入盤の限定盤に付属のボーナスCDに収録されている2曲。

THE WOODS    2005/SUB POP

01.The Fox
02.Wilderness 03.What's Mine Is Yours
04.Jumpers
05.Modern Girl
06.Entertain
07.Rollercoaster
08.Steep Air
09.Let's Call It Love
10.Night Light
Bonus DVD:
Everything In The World (Slabtown),
The Fox (Nocturnal),
Modern Girl (Nocturnal),
Entertain (Doug Fir)
7thアルバム。なぜか日本盤が先行発売。限定盤にはボーナスDVDが付属。かつてない程の分厚いサウンドで、緻密に練り上げた音である一方、即興性もアリ。しかし、今までの作品と同じく惹き付けて止まないメロディがそこにある。