NIRVANA Discography - ALBUMS

BLEACH    1989/SUB POP

01.Blew
02.Floyd The Barber
03.About A Girl
04.School
05.Love Buzz
06.Paper Cuts
07.Negative Creep
08.Scoff
09.Swap Meet
10.Mr.Moustache
11.Sifting
12.Big Cheese
13.Downer
SEATTLEのインディ・レーベルSUB POPからの1stアルバム。良くも悪くも俺のイメージするGRUNGEの全てがここにある。と言ったら言い過ぎか。どうでも良いが、ジャケットの色を反転してみるとBassのChris Novoselicは上半身裸で有ることが分かる。そのChris(現在の綴りはKrist)の硬質なベース・ラインから始まる“Blew”はオープニングにもってこいのGRUNGEナンバー。この曲の最後に繰り返し歌われる‘You Could Do Anythig’というフレーズ。これを聴くたびに俺にも何かできたのかもしれないと考えてみたりする。この1stアルバムに未発表初期音源をプラスしてSUB POPから再発されるというニュースが2000年頃に流れたと記憶している。そのニュースを知った俺は、『BLEACH SESSIONS』や、『CASH COW』、『SUB POP SESSIONS』がリリースされる/されたという情報を知るたび、これがそうなのか!と期待して購入してみるが、単なるBOOTLEGでがっかりする経験を繰り返した。2003年4月にはリマスターされた『BLEACH』がリリース。そのリマスター盤の日本盤は歌詞/対訳が掲載されているのもウリのひとつ。

NEVERMIND    1991/GEFFEN

01.Smells Like Teen Spirit
02.In Bloom
03.Come As You Are
04.Breed
05.Lithium
06.Polly
07.Territorial Pissings
08.Drain You
09.Lounge Act
10.Stay Away
11.On A Plain
12.Something In The Way
13.Endless,Nameless
メジャー・デビューの2ndアルバム。このアルバムがリリースされた当時、俺が良く聴いていた音楽は主にHR/HMだったために、NIRVANAもそう言ったHARD ROCKバンドのひとつとしてしか聴いていなかった。自分の耳がいかに信用できないと言う良い事例だ。当時このアルバムをレンタルしてきて、そのときMDにダビングしたものを今でも聴いているので、このCDは持っていない。このアルバムの中には自分でイマイチピンとこなかった曲があるが、後で他の音源を聴いたりして原曲の良さを再認識したりした。BOOTLEG『IN MEMORY OF "KURDT KOBAIN"2』の“Drain You”を聴いて初めてこの曲を好きになれたし、『UNPLUGGED IN N.Y.』の“On A Plain”は目から鱗モノだった。

HORMOANING    1991/DGC

01.Turnaround
02.Aneurysm
03.D-7
04.Son Of A Gun
05.Even In His Youth
06.Molly's Lips
オセアニア地区ツアーに伴いリリースされたのがこの『HORMOANING』。左が来日記念盤である日本盤で、右がオーストラリア盤のジャケット。日本盤はミニ・アルバムという定義だが、オーストラリア盤ジャケットにはE.P.と記載されている。日本盤は廃盤、オーストラリア盤は限定なので、ファンにとっては貴重なもの。中古レコード屋で\8000くらいで売っている。ネット・オークション等を使えば安く入手可能だろう。収録曲は『INCESTICIDE』と重複する曲もいくつかあるが、日本盤で出なかったシングル『SMELLS LIKE TEEN SPIRIT』にも入っている“Even In His Youth”は俺のダイスキな1曲。また“D-7”は、THE WIPERSのカバー。この曲もすごくかっこいい。“D-7”はシングル『LITHIUM』のU.K.盤にも収録されてる。また、2002年5月頃に外資系大型CDショップ等でITALY製のアナログ盤『HORMOANING』が取り扱われていたが、未購入のため詳細は不明。明らかに日本盤の粗雑なコピー。さらに、HMVにてオーストラリア盤CDの『HORMOAING』が何度か入荷されていたが、少なくとも俺がためしにオンラインで購入したものはコピーの偽モノでした。『BLEACH SESSIONS』等、なんでこういうBOOTLEGが一般のCDショップに出回るのか良く分からない。

INCESTICIDE    1992/GEFFEN

01.Dive
02.Sliver
03.Stain
04.Been A Son
05.Turnaround
06.Molly's Lips
07.Son Of A Gun
08.(New Wave)Polly
09.Beeswax
10.Downer
11.Mexican Seafood
12.Hairspray Queen
13.Aero Zeppelin
14.Big Long Now
15.Aneurysm
当時、メジャー第二弾アルバムまでの間を繋ぐためにリリースされたアルバム。シングルのカップリング曲や、アルバム未収録曲を詰め込んである。大々的に宣伝しなかったにもかかわらず、口コミ等で結構売れたらしい。寄せ集めの感が否めないため、全体としての統一感はないが、通して聴くと違和感はない。“Sliver”、“Molly's Lips”のようなPOP SONGから、“Mexican Seafood”みたいな勢いだけの曲、“Big Long Now”のようなHARD ROCK調の曲まで、さまざまなタイプの曲が羅列されている。が、そんな多種な曲郡の中には必ず覚えやすいメロディが常にある。“Molly's Lips”と“Son Of A Gun”は、VASELINESのカバーで、俺もNIRVANAからVASELINESを教わった1人。

IN UTERO    1993/GEFFEN

01.Serve The Servants
02.Scentless Apprentice
03.Heart-Shaped Box
04.Rape Me
05.Frances Farmer Will
     Have Her Revenge On Seattle
06.Dumb
07.Very Ape
08.Milk It
09.Pennyroyal Tea
10.Radio Friendly Unit Shifter
11.Tourette's
12.All Apologies
13.Gallons Of Rubbing Alcohol
     Flow Through The Strip
みんなが待ちに待ったメジャー第二弾アルバム。『NEVERMIND』の流れを期待したファンは痛い目を見た。プロデューサーはSteve Albiniで『BLEACH』の頃に戻ったようなゴリゴリしていて、かつ乾いた音が聴ける。個人的には一言で言うと、『BLEACH』はHR/HM、『NEVERMIND』はPOPS/ROCK、『IN UTERO』はINDEY/PUNK/HARD COREという印象を持っている。基本的には良質なメロディーを持った曲ばかり。もろHARD COREの“TOURETTE'S”はメチャカッコイイ。

UNPLUGGED IN NEW YORK    1994/GEFFEN

01.About A Girl
02.Come As You Are
03.Jesus Doesn't
     Want Me For A Sunbeam
04.The Man Who Sold The World
05.Pennyroyal Tea
06.Dumb
07.Polly
08.On A Plain
09.Something In The Way
10.Plateau
11.Oh Me
12.Lake Of Fire
13.All Apologies
14.Where Did You
     Sleep Last Night
94年4月の事件後発売された93年のMTV UNPLUGGEDの音源を収録したアルバム。MTVで番組として放送されたときにはカットされた2曲もここには収録されている。このアルバムでは曲がディストーション・ギターによって武装されていないので、旋律の良さだけがくっきりと浮かび上がっている。VASELINES、DAVID BOWIE、MEAT PUPPETS、LEADBELLYのカバーを含め全14曲。ちなみに解散したSCREAMING TREESのVo.Mark Laneganのソロアルバム『THE WINDING SHEET』でこのLEADBELLYの“Where Did You Sleep Last Night”はカバーされており、これにはKurtとKristが参加しているのでファンのヒトは探してみてはいかが。

FROM THE MUDDY BANKS OF THE WISHKAH    1996/GEFFEN

01.Intro
02.School
03.Drain You
04.Aneurysm
05.Smells Like Teen Spirit
06.Been A Son
07.Lithium
08.Sliver
09.Spank Thru
10.Scentless Apprentice
11.Heart-Shaped Box
12.Milk It
13.Negative Creep
14.Polly
15.Breed
16.Tourette's
17.Blew
次から次へと出てくるBOOTLEGに対してNIRVANAのLIVE音源の決定盤として出された。当初、UNPLUGGED盤とLIVE盤の2枚組としてリリースされるといわれていたが、結局この2枚は間を置いて発売された。膨大なLIVE音源の中から選ばれた曲はAndy Wallaceによりミックスされ、全体を通して大きな違和感を感じさせないように出来ている。“Polly”と“Breed”は初期DrumsのChad Channingが叩いている音源。演奏時、“EAGLE HAS LANDED”と紹介された“TOURETTE'S”がカッコイイっス。

NIRVANA    2002/GEFFEN

01.You Know You're Right
02.About A Girl
03.Been A Son
04.Sliver
05.Smells Like Teen Spirit
06.Come As You Are
07.Lithium
08.In Bloom
09.Heart-Shaped Box
10.Pennyroyal Tea
11.Rape Me
12.Dumb
13.All Apologies
14.The Man Who Sold The World
15.Something In The Way*
16.Where Did You Sleep Last Night*
*BONUS TRACK
ついに登場しました未発表曲を含むベスト。内容がベストかどうかは各個人でいろいろ意見があると思うが、シングル・コレクションと考えれば納得もできる。2002年はLayne Staley(ex.Alice In Chains)の死、オリジナル・メンバーではないがMUDHONEYの復活、Chris Cornell(ex.SOUNDGARDEN)が参加したAUDIOSLAVEのアルバム・リリース、PEARL JAMの新譜、スマパンのLIVE盤など、90年代初頭にGRUNGEと呼ばれたバンド達が良い意味でも悪い意味でも目立った年となった。

SLIVER:The Best Of The Box    2005/GEFFEN

01.Spank Thru*
02.Heartbreaker
03.Mrs. Butterworth
04.Floyd The Barber
05.Clean Up Before She Comes
06.About A Girl
07.Blandest
08.Ain't It A Shame
09.Sappy*
10.Lithium
11.Opinion
12.Sliver
13.Smells Like Teen Spirit
14.Come As You Are*
15.Old Age
16.Oh The Guilt
17.Rape Me
18.Rape Me
19.Heart-Shaped Box
20.Do Re Mi
21.You Know You're Right
22.All Apologies
*未発表音源
BOX SETの編集盤。BOX SETには含まれなかった未発表音源3曲を収録。

LIVE AT READING    2009/GEFFEN

01.Breed
02.Drain You
03.Aneurysm
04.School
05.Sliver
06.In Bloom
07.Come As You Are
08.Lithium
09.About A Girl
10.Tourette's
11.Polly
12.Lounge Act
13.Smells Like Teen Spirit
14.On A Plain
15.Negative Creep
16.Been A Son
17.All Apologies
18.Blew
19.Dumb
20.Stay Away
21.Spank Thru
22.The Money Will Roll Right In
23.D-7
24.Territorial Pissings
数年前から繰り返しリリースの噂がされていたが、2009年11月についにリリース。DVD盤にはLove Buzzも収録。